スクラムプロフェッショナル・スクラムマスター(Certified Scrum Professional-Scrum Master:CSP-SM℠)
の認定を受けることができました。
アドバンスド認定スクラムマスター(Advanced Certified ScrumMaster)の時と同じ、DasScrumTeam 創業者の Andreas Schliep さんと、Odd-eアジャイルコーチの榎本(aki)さんの通訳による研修を受講し、今回も経験豊富かつ意識レベルが高いスクラムマスターの皆さんとご一緒して、非常に濃密なインプットとグループワークによる学びを得ました。
参考:Certifications by Scrum Team Role – Scrum Alliance
ひとつ前のアドバンスド認定スクラムマスターでは「チームやメンバーを支援するためのトレーニング・コーチング・ファシリテーションの深い理解と実践」がテーマでしたが、最上位のプログラムである今回は次のようにテーマ設定されていました。
スクラムを成功させるには文化の変化が必要です。このトレーニングはあなたの組織や意思決定者と対峙していく際の感覚とツールを磨く場として使ってください。
トレーニング内容
- リーン思考のマインドセットについて深く探求し、プロダクトとプロセスのムダの視点を理解していきます。
- シニアマネージメントに変化を促す手段を学びます。
- チームと深く関わり、チームダイナミクス、適切な介入により複雑なシステムをコントロールする方法を学びます。
- 立ち上げ:アジャイルチームの立ち上げを成功させる。
- 非エンジニアであってもソフトウェア・クラフトマンシップをコーチする。
- プロダクトオーナーや組織とどう関わり、全体に対する影響を及ぼす。
- スクラムマスター自身のインパクトを向上させる。
- 大規模スクラム:どのように大きな組織をアジャイルにしていくのかを学びます。
Learning Map
- リーン、アジャイル、スクラムの探求
- 開発チームに対するサービス提供
- プロダクトオーナーに対するサービス提供
- 組織に対するサービス提供
- スクラムマスターの重要な能力
- ファシリテーション
- コーチング
- トレーニング
- (自己の)熟達
- 熟達に向けた戦略
- 相互メンタリング
テーマに「組織や意思決定者と対峙していく際の感覚とツールを磨く」とあるとおり、大半の時間は、組織の状態を分析する手法を学びました。
具体的な組織に対する分析ワークを繰り返し、それらを通じて得られる気付きの共有も通して、組織を変えていくために文化を変えていく、そのために人のマインドを動かしていくという核心的な活動のヒントとツールを習得する内容でした。
これらは、いま実際に組織開発の一端に携わらせていただいている自分にとって、かなりタイムリーな内容で、それこそ「2か月前に学べてたらもっと良かったのに」などと思うような事象もありました。
研修から帰って、さっそくチームメンバーを巻き込んで来月からトライすることを決めました。
そして、今回一緒に学ばせていただいたスクラムマスターの皆さんはコミュニティ活動の主催や登壇などで発信をされている方も多く、日本国内で最前線に立っているスクラムマスターのリーダー的な方々と言っても過言ではないと感じました。
自分もまた大いに刺激を受けましたし、今回の繋がりをこれからも生かさせていただいて、より価値を生み出していきたいと思います。
そして、非常におこがましいですが、国内のアジャイル文化、組織パフォーマンスをカイゼンする活動をレベルアップできるよう、微力ながら貢献していければと改めて思いました。