認定スクラムマスター(Certified ScrumMaster)の上位認定である
アドバンスド認定スクラムマスター(Advanced Certified ScrumMaster)
のライセンスを受けることができました。
DasScrumTeam 創業者の Andreas Schliep さん(活動拠点:Frankfurt Rhein-Main, Germany; Zürich and Bern, Switzerland)が講師の5日間の研修兼認定試験では、国内の経験豊富なスクラムマスターの皆さんとご一緒することができ、他のスクラムマスターの質問やコメントに多くの学びと気付きを得ることができました。
また、認定スクラムマスターの時はスクラムに関する理解を深める内容でしたが、それは当然習得できている前提のため、カリキュラムでは「責任」の考え方への理解を深めることを柱として、チームやメンバーを支援するためのトレーニング・コーチング・ファシリテーションの深い理解やロールプレイによる実践等にも多くの時間を割いていただきました。
身に付ける内容として以下が示されていました。
- チーム
- スクラムマスターとして高いパフォーマンスを発揮するチームになるのをどうサポートできるのか?
- チームビルディングをいかに促進できるか?
- コンフリクトの解消はどのようにしたらよい?
- どのようにしたら、私のチームが技術的な卓越性を手にできるのか?
- 組織
- どのように組織を支援できるのか?
- どのようにアジャイルを広げるのか?
- どのように問題の根本課題を特定し、根本解決に導くのか?組織全体を一つのシステムとして捉え、相互依存に気づくようにするのか?
- プロダクト
- どのようにプロダクトオーナーをサポートするのか?
- どのように協働をファシリテートするのか?
- どのように良いビジョンを作るのか、生きたプロダクトバックログ、素晴らしいプロダクトにするのか?
- どのように期待値の共通認識を作るのか?
ロールプレイもそうですが、参加者をシャッフルしたメンバーやチームで行う各セッションでは、他のスクラムマスターのファシリテーションを体感することもでき、これからの学びが非常に多かったです。
企業から「取ってこい」と団体受験で送り込まれたような参加者もおらず、全員の知識レベルも意欲レベルも非常に高く、しょーもない質問で他の人の時間を奪ってはいけないという良い意味の緊張感も高くあり、ものすごく集中しました。
スクラムという手法の使い方というよりも、組織・チームのパフォーマンスを引き出すための向き合い方を方向付けてもらえたかたちで、まさに「チームワークを支援し最大化する」ことを標榜する私にとってもドンピシャの内容でした。
今回示された今後学ぶべきテーマの深耕と、一緒に学ばせていただいたスクラムマスターとの情報交換や励まし合いによって、さらに高いレベルに歩みを進めていきたいと思います!